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2009年11月13日 (金)

全国高校駅伝展望(2)女子:昨年の大会を振り返り

今夜は豊川(愛知)が最終区で逆転し初優勝を遂げた昨年の大会を振り返ろう。

10位までの結果は下記の通り。

1 豊川      愛 知 1:07:37   
2 興譲館     岡 山 1:07:41   
3 立命館宇治  京 都 1:07:49   
4 須磨学園   兵 庫 1:08:24   
5 常磐      群 馬 1:08:31   
6 筑紫女学園  北九州 1:08:50   
7 千原台     南九州 1:09:00   
8 諫早      長 崎 1:09:04   
9 神村学園   鹿児島 1:09:19   
10 熊本信愛女 熊 本 1:09:26 

いつもの各区間通過タイム差グラフを作ってみた。上位10校の激闘の足跡だ。

1区の最長区6kmエース区間は昨年から留学生が走れなくなったことでスローペース。ここをトップで来たのは興譲館の小原怜(3年)。後続校とのタイム差は?優勝を狙うには30秒以内が限界か。熊本千原大10秒、常磐15秒、豊川22秒、立命館宇治は29秒遅れで中継した。須磨学園は31秒差で厳しい。

2区4.0975kmは1区での出遅れを少しでも挽回する区間。準エース級ランナーが配置される。ここで後退するようだと優勝は望めない。総合成績7位以下の4校は2区で脱落して行った。千原台も下げるが1区の頑張りがありまだ優勝圏内に留まる。この区間で快走したのは豊川の伊澤菜々花(2年)だ。トップ興譲館との差22秒を8秒まで縮め2位に躍進。初Vの立役者となった。また立命館宇治も伊藤紋(2年)が21秒差まで迫る力走をみせた。

3区と4区は3km。チーム中堅どころの出番か。1,2年生や中距離ランナーの活躍区間でもある。ここは確実に次に繋ぎ最終区5区中継点ではトップとの差15秒以内でアンカーに託したい。豊川はここで着実にトップに肉薄する。しかし常磐と立命館宇治は4区で崩れ圏外に去った。須磨学園は3区で川上夏紀(3年)が猛烈に追い上げるが4区が終わって18秒差100mはきつい。よって優勝は興譲館と豊川の2校対決の展開となる。

5区5kmは準エース区間。前半は下りで後半は平坦路。15秒以内なら逆転もありえる区間だ。ここで豊川は留学生のワイセラ・ワイリム(2年)を配置していた。興譲館との差は1秒なのでほぼ同時スタート。ワイリムが飛ばしすぎて後半失速する場面もあったがゴールでは4秒差をつけて豊川が初優勝に輝いた。

この5区で最後の追い上げをみせたのは立命館宇治のエース夏原育美(3年)だ。4区でもう少し粘っていたらトップ争いに加わり三つ巴のデッドヒートになったかもしれない。

なお5区の区間1位は青森山田のフェリスタ・ワンジュグ(3年)で15分04秒の区間新記録。32位から14位へ18人抜きの爆走だった。

W2008_top10g

2区や5区の準エース区間に配置されるケニア人留学生。今年の府県予選会をみると

豊川(愛知)   ワイナイナ(1年)
青森山田    ジェ-ン・ワンジャ(2年)
仙台育英(宮城)ワンゲチ(1年)

らが出場している。

豊川のワイリムは「ケニア人留学生の失踪事件」という報道がこの夏にあったように、3月に退学処分となり、その後、失踪したようだ。本件についてネットで検索。下記サイトに詳細が載っていた。産経デジタルのニュースサイトなので信憑性は高いのでは。

ケニア人高校生の快走は素晴らしい。日本人高校生にもいい刺激になる。だが、校名を高めたいだけの助っ人扱いならやめてほしい。

高校女子駅伝V貢献のケニア人留学生、迷走の裏事情

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