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2012年8月29日 (水)

プロメテウス

朝から孫のSちゃんを連れてランニング。よく走る。

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午後、映画「プロメテウス」を観る。

ストーリや評判はネットに溢れているので改めてここに書くこともないが、GGサンは宇宙とかSFが大好き。中学のとき図書室でガモフの宇宙の本を読んで驚嘆し望遠鏡を買ってもらって月面や星をよくみていた。太陽黒点のスケッチとかもしたり。まあ天体観測まではいかないが、星を見ているだけで楽しい時代だった。

星や宇宙をみるというのは楽しいが、一方で武者震いするほど怖いという感覚もある。なぜだろう。時空を超越した何かがある、宇宙の深遠を見ているという恐怖なのではないかと思う。


映画の話だけど、この「プロメテウス」は同じ監督リドリー・スコットの「エイリアン」の前日譚となっている。【プロメテウス⇒エイリアン】と物語が繋がっていくわけだ。

予告編



以下はGGサンの感想。ネタばれあるかも、ご留意のほど。

キャッチコピーは”人類の起源”。オープニングシーン。でかい滝壺の上で裸の人間が黒い液体を飲む。空には巨大な宇宙船。その男の体が異様に膨張して内部から破裂。男は滝壺に落ち分解。画面には螺旋状のDNAが水中で漂う。・・・これは人類の起源でなく、生命の起源では?

ということは、ここは地球か。年代は? バクテリア誕生時代なら35億年ほど前か。それから定期的に異星人は地球に訪れ進化の様子を観察していたはずだ?

古代の洞窟に描かれた壁画にある星座が異星人の故郷か。壁画は3万5千年前。この時代にも異星人は地球に来ていたのだろう。人類に火の使い方を教え(ギリシャ神話のプロメテウス)、そして自分たちが来た星の情報を地球上のいろんな場所に描きとめた。いつか文明が発達したのち、彼ら地球人は壁画の意味を読み取り我々の星を目指すだろう。・・・なぜ、異星人は自分たちの故郷にきてほしいのか?

異星人の故郷はどこにある。宇宙探索船プロメテウス号が目指した星系は地球からおよそ35光年。われら銀河系の直径が10万光年だから35光年とはほんのお隣さん。町内みたいなものだ。この町内には100個ぐらの地球に似た惑星があると天文学者は言っている。よって人類より高度な文明をもつ種族がいても不思議ではない。ただし、この町内の広さが半端じゃない。35光年、なんて簡単にいうが、光の速さで35年だ。この世では光より速く移動することはできないので(あの世ならわからないが)、プロメテウス号が3年足らずで異星人の故郷に来たのは?宇宙船がどうやって光より速く飛べるのかの科学的な説明はまだない。

ワープ航法や亜空間飛行なんてのがSFでよく出てくるがあくまでフィクション。映画「プロメテウス」もフィクションなので、まあいいとしよう。でないと話が進まない。

ただ、現実的に考えると、今世紀中には火星に人間が行って居住するかもしれない。ロケットが進化し(速度100km/sec)1週間程度で火星にいけるとして。このロケットでこの映画の異星人の星を目指すと、おおよそ10万年となる。ご町内と言っても茫漠たる広さなのである。

10万年間、人工冬眠して宇宙へ出かけていき、帰りも10万年眠ってと。20万年後に帰還した地球には人類はいるのかな? それに10万年寝ている間、宇宙船をコントロールできるコンピュータって造れるのか。地球との通信はどうする。電波で35年でいけるとして、10万年後、目的地到着の通信を聞いてくれる人類は存在するのか? 

その前に10万年間も寝てられるのか?
(秒速100キロ程度では相対性理論でいう宇宙船の中の時間の進みが遅くなる、うらしま効果は期待できない)

いろいろ想像しているときりが無いが、映画プロメテウスの結論は、人類の祖先はなんと、あの獰猛なエイリアン(H・R・ギーガーがデザインした生物)だった! GGサンの勝手な解釈。

「プロメテウス2」も製作中らしいので疑問も解決されるだろう。2だけでは無理か。3、4まで行くかも。

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映画「プロメテウス」に似た話はSF小説ではよくある。たとえば、

ホーガンの「星を継ぐもの」
月面で真紅の宇宙服をまとった人間の死体が発見される。調査の結果、この死体はなんと死後5万年を経過していることが判明。彼はいったいどこから来たのか? いっぽう木星の衛星ガニメデでは、異星人のものと思われる巨大な宇宙船の残骸が発見される。(創元SF文庫 1980年初版。発表は1977年)。この物語には人間を襲うエイリアンは出てこない。

「プロメテウス」は宇宙SFホラー映画。3D映像の迫力は超ど級だ。どきどきハラハラの2時間。

ただし「2001年宇宙の旅」のような、じわじわとこみ上げて来る、わくわくとする、圧倒的なまでの感動には及ばない。《人類の起源》 なら「2001年」のほうが相応しい。




 

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