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2013年5月16日 (木)

日本選手権展望:女子10000m

モスクワ世界陸上の代表を決める日本選手権は6月7日(金)~9日(日)、東京調布の「味の素スタジアム」で行われる。そう言えばここのすぐ横を去年の11月に全日本マスターズ駅伝で走ったか。飛行場に隣接しただだっ広い公園の一角に建っていた。

さて、まずはトラック&フィールド種目の世界陸上代表選考方法について復習しよう。

以下の場合は即代表決定
◆A標準突破 & 日本選手権優勝
◆派遣設定突破 & 日本選手権8位以内

即代表が3人に満たない場合は以下が選考対象となる
◆(A標準突破 or B標準突破)&
    (日本選手権3位以内 or 他の選考会で日本人1位)

次に世界陸上の出場枠は
A突破者なら3人まで
B突破者の場合は1人
A,B混在が可能、すなわち
A、A、B
A、B
という選考が可能となる。

よって、最低でもB標準を突破し、日本選手権で3位以内に入ることが必須。でないと、選考対象にもならない。
ただし、春季サーキットの日本グランプリやゴールデングランプリ東京で日本人1位の選手はB標準を突破していれば選考対象にはなる。

では種目別にチェックしていきましょう。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
女子10000m

決勝 1日目 6月7日(金)
【派】31:12.99 【A】31:45.00 【B】32:05.00
有効期間:2012.01.01~
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

記録突破者
【派】30:59.19 新谷 仁美(ユニバーサルET)2012.08.03 ロンドン五輪
【派】31:10.35 福士加代子(ワコール) 2012.08.03 ロンドン五輪
【A】 31:28.71 吉川 美香 (パナソニック) 2012.06.08 日本選手権
【B】 31:45.29 萩原 歩美 (ユニクロ) 2013.04.28 カージナル招待
【B】 31:51.91 小林裕梨子(豊田自動織機)2012.09.21 全日本実業団

上記5人のなかで、福士選手はマラソン代表決定済。吉川選手は引退。なので記録突破者で代表を争うのは実質のところ新谷、萩原、小林の3選手となる。

また新谷選手の場合は昨年の日本選手権のように5000m一本に絞る可能性もあるかな。(A標準突破済)
出場しても8位入賞でOKなので気持ちにゆとりがあり有利なのは間違いない。となるとB標準突破の萩原選手と小林選手の激突か。

上記3選手に続く有力選としては、

日本選手権出場資格となる32:30.00(2012.01.01~)の突破者。2012年の日本100傑で確認すると対象は12人。

32:17.58 五十嵐 藍(シスメックス)
32:18.40 会津 容子(四国電力⇒くろしおフェニックス)
32:20.34 絹川 愛  (ミズノ)
32:20.98 小﨑 まり (ノーリツ)
32:21.80 井原 美帆(四国電力⇒積水化学)
32:23.98 正井 裕子(日本ケミコン)
32:24.26 中村 仁美(パナソニック)
32:24.43 高木 綾女(名城大3)
32:26.55 勝又 美咲(第一生命)
32:27.23 松山 祥子(パナソニック)
32:27.70 田中 智美(第一生命)
32:29.28 坂井田 歩(ダイハツ)

今季、32:30.00を破り日本選手権出場資格を得た選手はカージナル招待の2名
32:07.70 清水 裕子 (積水化学)   
32:25.05 田中 華絵 (第一生命)

代表選考会だった兵庫リレーカーニバル女子10000mグランプリの結果は
① KaptichSelly  32:00.02   
小原 怜 (天満屋) 32:32.15   
③ 高島 由香 (デンソー) 32:33.37   
④ 田中 智美 (第一生命) 32:52.94 

日本人トップの小原選手は日本選手権参加標準の32分30秒まであと3秒と届かず、出場自体が厳しい。昨シーズンの10000mベストも32:30.45(兵庫RC)で、あと1秒だった。なんとか特別推薦枠はないものか。明後日の18日(土)に中国実業団陸上の1万mがあるのでそこが最後のチャンスかも。(エントリー状況は不明)

日本選手権の参加資格には前年の地区選手権で3位までに入り、参加標準Bという少しレベルを下げた記録を突破した場合という要項もある。女子1万mの参加標準Bは33分00秒。調べてみたが対象者はいなかった。それに、そもそも女子1万mという種目のない地区もある。小原選手の所属する中国選手権などもその例だ。

以上のことから日本選手権女子1万m出場者は17名程度か。

その17名での今季成績上位者

萩原 歩美 (ユニクロ)  31:45.29  カージナル招待
清水 裕子 (積水化学) 32:07.70  カージナル招待
井原 美帆 (積水化学) 32:16.46  カージナル招待
田中 華絵 (第一生命) 32:25.05  カージナル招待
田中 智美 (第一生命) 32:52.94  兵庫RC

注目中の注目はやはり二十歳の新星!ユニクロの萩原歩美選手でしょう。
(もうすぐ21歳ですね)

昨年の全日本実業団陸上で
女子1万メートルで萩原4位
(中國新聞)

女子長距離の新星
ユニクロ・萩原歩美「会社の名に負けない」
(産経新聞)

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