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2014年5月12日 (月)

川元奨800m日本新:ゴールデングランプリ東京

昨日のセイコーゴールデングランプリ東京、テレビ観戦だったが、男子800mで川元奨(日大4)が外国人選手に後塵を浴びせ優勝。そして日本新記録!

シーズンベスト1分43、44秒台の外国人選手を相手にラスト200mから怒涛のスパート。なみいる外国人選手を蹴散らしてトップでフィニッシュなんて滅多にみられない。勝因はいろいろあるだろうが日大後輩の保坂貴昭のラビット役が一番か。脱兎のごとく飛び出して400mを51秒で通過。一緒にテレビを観ていた奥さんに「トップの選手、あと100mほどで走るのやめるよ」と言うと、「なんでわかんの?」

テレビのアナウンサも分かっていなかったようで、バックストレッチに入り「あっ、抜かれました」なんて言っていた。陸上のことを熟知しているアナウンサは非常に少ない。

途中600mを1分20秒以内で通過。これが日本新の必須条件。ここをアンソニー・チェムト(ケニア)がトップで1分18秒台で通過したかな。川元選手は3番手。1分19秒台。

後方について力を溜めていた川元選手がカーブでぐんぐん加速。先行するケニアの2選手を抜いて4コーナ出口では先頭に立った。ケニア選手もびっくり? 残り100m勝負でもイタリアとアメリカの選手が「負けてたまるか」とスパートするも及ばず。

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結局、川元選手だけがSB更新、というか自己ベスト(1.46.89)も1秒以上縮めて、横田真人(富士通)の1.46.16も抜き去り45秒台の日本新記録達成。



途中600mを過ぎてもタイマーはまだ【1:20】です。
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上記YouTube画面

川元選手の400mラップはだいたい、52"- 54"。前後半の差が2秒ほどで理想的な展開となったようだ。

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高校記録と日本記録の保持者となった川元選手。

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今後も年に0.5%づつ記録が伸びると2020東京は1分42秒台!メダル争い!・・・夢じゃないかも。

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昨年の日本選手権で王者・横田選手を敗り初優勝。800mの第一人者に立ち、今回、王者の記録も塗り替え頂点に。

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川元選手につづく選手は、

2013年度日本10傑
1:47.43 川元奨 (日大3)   
1:47.72 横田直人 (富士通)   
1:47.83 中村康宏 (A2H)   
1:48.67 三武潤 (日大1)   
1:48.72 口野武史 (富士通)   
1:48.91 マロン・アジィズ航太 (平成国際大4)   
1:48.93 岡昇平 (和歌山陸協)   
1:49.09 吉田貴洋 (早大2)   
1:49.22 田中匠瑛 (青森大4)   
1:49.72 新川翔太 (日体大3) 


まずは、1分50秒切りが日本トップ選手の条件ですね。

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40512_p2

川元奨(2009年の奈良インターハイ800m決勝 №768)
①阪本大樹(橋本3和歌山)   1.51.68
②川元奨(北佐久農2長野)  1.52.81
③甲斐研人(日章学園3宮崎) 1.53.20
最終カーブで阪本選手が爆走してゴールまで突っ走る。川元選手は中段にいてスパートするも届かず。

1年後の沖縄ではスタートから独走。2位と2秒15という大差をつけ優勝。秋の国体も制し2冠達成。そして3週間後の「かわさき陸上フェスティバル」で同県長野の怪物、佐藤清治(佐久長聖高)の高校記録(1分48秒50)を更新した。1分48秒46。

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コメント

GGさん、ブログを再開されていたんですね。川元選手の大活躍は中距離を志す者の一人として嬉しい限りです。しかし、日本新で海外の強豪に競い勝ったにもかかわらず、神戸新聞の扱いは桐生選手の凡走がメインでした。スポーツ記者のレベルは昔からいまいちのままで残念ですね。中距離のレベルが低いからと言って国際大会への派遣すらさせてくれない陸連の石頭さん達も少しは見直してくれるかな?

投稿: M57兵庫 | 2014年5月13日 (火) 22時53分

M57兵庫さん、ご無沙汰しております。走れなくなったので観戦日記がメインのブログとなりました。

日本のマスコミは陸上競技と言えば昔から100mとマラソンそして駅伝です。一般の人の興味も同じでしょう。これがヨーロッパなら中距離が一番人気のある種目となります。当然ながら強い選手も多いですけど。

五輪や世界陸上は参加標準記録があるので中距離は非常に厳しいですね。しかし今年9月にあるアジア大会は参加標準はなく各国1種目2名位内となってます。日本は独自に派遣設定記録をつくり選考するようですが800mでの川元選手の出場はほぼ決まりでしょう。あとは日本選手権の出来次第で何人追加があるか。男女800,1500で各1名は出てほしいですね。

なお前回2010年の中国・広州アジア大会では陸上は57名、中距離では横田真人(800m)村上康則(1500m)岸川朱里・久保瑠里子(800m)吉川美香(1500m)の5名が出場しました。

投稿: GG | 2014年5月14日 (水) 22時37分

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