« 全国女子駅伝9区スナップ | トップページ | 明日は全国男子駅伝 »

2015年1月16日 (金)

箱根駅伝5区の優勝影響度80%?

今月発売の『月刊陸上』のトップ記事はもちろん箱根。出場した全選手210名の写真掲載の熱の入れよう。総括の記事によると、

今回の青学大は、2位の駒大につけた10分50秒差のうち、5区でつけた差(8分11秒)が8割を占める。
(中略)1時間19分以内で走るような選手となると、老練の指導者でも「出会い」を待つしかないのが現状だ。そのような偶発的な要素に、勝敗の行方が偏っている現状を、改めて指摘したい。


とあった。今回の箱根の優勝は8割がた5区の山上りで決まった。そして、5区のスーパースターは偶然の出会いでしか得られないのが現状。

距離が延長された2006年から特に5区偏重の傾向は大きくなった。

ここで、全国女子駅伝で用いた〝獲得タイム〟の指標で上位3校を比較してみよう。
獲得タイムとは各区間において、その平均タイムと区間タイムとの差、とする値。平均タイムより速ければプラス(獲得)だし、遅ければマイナス(損失)となる。

それが下図。まさに5区ですべては決した、といえる!?

青山がプラスで駒澤、東洋がマイナスだったので、突出度がさらに顕著。たしかにこれでは青山に勝てない。

ただ、5区がチャラでも復路の成績からみて青山の優勝は動かなかった。まあ往路であれだけ優位にたてば、あとの走者はのびのび走れて実力をいかんなく発揮できた、こともあるが。

Hako15_2

獲得タイムの総計(すなわち総合タイムの平均との差と同じ)は青山で22分09秒。このうち5区で獲得したタイム5分53秒の割合は27%。8割までは行かないが3割近くは5区で稼いだことになる。

この山のぼりの5区のタイム-順位をグラフ化したのが下図。青山・神野選手の爆走ぶりが凄い。天まで突きぬける勢い。因みに±3σバラツキ評価値は神野選手【94】で、とんでもない数値。

ここまで5区偏重となると面白くない、ので距離を元にもどそう(20.9km)という話もあるのか、ないのか。

Hako15_3
※縦軸は区間タイム(時:分)

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
全選手の写真掲載とは箱根はやはり特別か。全国大会ということでは、実業団や高校駅伝でも全選手の写真を載せてもらってもいいと思うが、これは「箱根偏重」?
 


昔読んだ陸上雑誌は全国高校駅伝でも全選手の写真が載っていたなあ。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
テレビの視聴率(関東)

箱根28.3
ニューイヤー13.9(箱根の半分いかず)
高校男子11.0
高校女子7.1
実業団女子8.6
大学女子8.1
大学男子9.3
以上駅伝

福岡国際7.6

ここもやはり箱根ダントツ

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

|

« 全国女子駅伝9区スナップ | トップページ | 明日は全国男子駅伝 »

学生」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 全国女子駅伝9区スナップ | トップページ | 明日は全国男子駅伝 »