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2015年6月27日 (土)

日本選手権Day1

日本選手権も今日は2日目が終わったが、まずはDay1の結果から。

男子3000mSC
① 潰滝大記 (中央学院大4) 8:32.89 自己ベスト
② 篠藤淳 (山陽特殊製鋼)  8:36.61   
③ 山下洸 (NTN)        8:36.61 

新鋭の潰滝選手が最後まで行ってしまった。潰滝選手はスタートからハイペース。最初の1000を2’47”で入り標準記録8’28”突破へ期待がふくらむ(貯金2”)。

後続との差は増々広がり独走状態で2000は5’39”(借金1”)。残り1000を2’49”以内なら標準突破!

一人旅の潰滝選手、ペースがあがらない。やはり競う相手がいないのはつらい。後続集団をみると先頭にいた優勝候補筆頭の松本葵(大塚製薬)は沈んでいた。

ラスト1周、渾身の力走もタイムは8’28”を越え・・・

潰滝大記(つえたきひろき)
和歌山・笠田高出身。高3(2011年)のとき全国高校1位の【8.55.96】で近畿を制し北上インターハイの優勝候補だったが本番では13位。中央学院大に進み1年の関東インカレ2部で優勝(8.45.04)。日本選手権には1年から連続出場し、10位、4位、3位ときて今大会でついに日本一。序盤から積極果敢に飛ばして行くのが持ち味だ。自己ベストの優勝タイムは日本歴代11位タイ(篠藤選手とタイ記録)。

松本選手はアジア選手権(⑥9.00.34)の疲れかもしれない。今後の男子3000障害を引っ張っていくのは間違いなく潰滝選手でしょう。


女子10000m
① 西原加純 (ヤマダ電機) 32:06.48   
② 高島由香 (デンソー)   32:07.91   
③ 小原怜 (天満屋)     32:08.59 自己ベスト 

前半は清田真央(スズキ浜松AC)や光延友希(デンソー)、加藤岬(九電工)らの選手が入れ替わりで先頭を引っ張りいいペースで進行。中間の5000mは16’03”で標準記録32’00”をクリアする勢い。

しかし後半に入って徐々にペースは落ち気味。すでに標準を突破している有力選手がなかなか前に出ないためか9人の先頭集団であと3周までレースは進む。そこから大本命の高島由香(デンソー)がトップに出てペースを上げる。実業団ルーキーの桑原彩(積水化学)はここまでよく付いていたが他の2選手とともに脱落。6人の集団でラスト1000m。

先頭は高島選手、すぐ斜め後ろが西原加純(ヤマダ電機)で、高島選手の真後ろが萩原歩美(ユニクロ)。3選手とも世界陸上参加標準記録突破者。勝てば代表内定。負けても3位は死守。あと1周の鐘直前で、するすると小原怜(天満屋)がアウトコースからトップをうかがう。それが合図のように西原選手が高島選手をかわし小原選手もはねのけてスパート炸裂。すぐに標準突破者のひとり山崎里菜(パナソニック)が追う。

西原、高島、小原、萩原、山崎の5選手のラスト1周勝負は凄かった。勝ったのは機先を制しぐいぐいとフィニッシュにバク進した西原選手。一度は5番手に落ちるもバックストレートから最終カーブで猛烈に追い上げ2位に入った高島選手。最後の直線で萩原選手をとらえ3位に食い込んだ小原選手。

①西原加純・・・世界陸上代表、決まり
②高島由香・・・なんとか行けるのでは
③小原怜 ・・・今後8月3日までに32分を切れるか。
あとひとり
⑦沼田未知(豊田自動織機)・・・兵庫リレーカーニバル優勝者なので8月3日までに32分を切れば選考対象にはなれるハズ。

西原加純 (にしはらかすみ)
京都・宮津高校から佛教大。1989年3月生まれの26歳。加悦中学時代から京都の市町村対抗駅伝に名前が出ている。初出場は中1で7区区間23位。そのあと連続出場し高2では区間1位。高3時には1500mで全国インターハイ(大阪)に出場(4.31.19で予選落ち)。めざましい活躍は佛教大進学後。3年時の2009年セルビア・ユニバーシアードで10000m金、5000m銀。日本インカレは5000mで2009、2010と連覇。全日本大学駅伝でも3年時にエース区間を走り悲願の初優勝。翌年も同じ区間を区間新の快走で連覇達成。日本選手権は昨年10000mで初優勝し、アジア大会出場(8位)。10000m自己ベスト31.53.69(2014兵庫リレーカーニバル)は日本歴代56位でまだまだ上を目指す。

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