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2015年7月 4日 (土)

リオ五輪マラソン代表選考

日本陸連がリオ五輪マラソン代表選手の選考要項を発表したようだ。今日はまず男子マラソンにつて考えてみた。あくまで各種ネット報道での記事に元づくもので日本陸連に直接確認したものではありません(当然ながら)。日本陸連Webサイトにもまだ掲載はないようです。

目標は「メダルを含めた複数入賞」

さて、1964年の東京以降の結果をふり返ると、

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メダルは1992年バルセロナの森下広一(旭化成)が最後で以来5大会ゼロ。メダルを含めた複数入賞は12大会中(不参加のモスクワを除く)バルセロナの1回きり。思えばこのバルセロナあたりが日本男子マラソン王国の最後の繁栄だったかもしれない。

メダルは無かったが複数入賞ということでは2004年アテネで2人が入賞。日本最高記録をもつ高岡寿成(カネボウ)が選考会の福岡で3位と敗れるほどにレベルが高かった年。

リオ目標の「メダルを含めた複数入賞」にはバルセロナ時代のような伝説的ランナー達が必要なわけで今の日本マラソン界でそこまでの人材がいるとは思えない。(アフリカ黒人ランナー達が闊歩する現在とは事情が異なるかもしれないが)

だから非常に厳しい目標ではある。多分、2020東京を見据えてのものだろうが。


代表枠は男女とも「3」

当然フルエントリーですね。


1人目は北京世界陸上で8位以内の日本人最上位者

世界陸上については過去3大会をふり返ると、いずれも入賞者がひとり存在しマラソン日本の面目を維持。
2009年・ベルリン ⑥佐藤敦之(中国電力)  2.12.05
2011年・テグ      ⑦堀端宏行(旭化成)    2.11.52 
2013年・モスクワ ⑤中本健太郎(安川電機) 2.10.50 
2015年・北京    ?

今回の代表3選手(今井正人、藤原正和、 前田和浩)も始めから入賞を目標にレースを組み立ててくるだろうから、ここで代表1枠の決まる可能性は高い。


福岡、東京、びわ湖で日本人3位以内が選考対象

残る2枠なり3枠(北京で入賞者なしの場合)は従来通り国内3大会の選考会に出て3位以内に入ることが最低条件。

いままで3位の選手が選ばれることは無かったと思うので、最低2位かな。


日本陸連設定記録(男子は2時間6分30秒)を2016年3月13日までに突破した者を優先

国内外どんな大会であれ【2.06.30】を突破した選手を優先して1枠当てる。この選手が国内選考会どれかに3位以内に入る必要があるかどうかは?

しかし、この設定記録はそそり立つ絶壁だ。過去5年で代表選考の経歴をみてもわかる。もっとも近づいた今年の今井正人(トヨタ自動車九州)にしても、あと1分10秒の壁が立ちはだかる。
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日本歴代記録をみても【2.06.30】はとてつもない記録であることが一目瞭然。日本最高が高岡選手の2.06.16で2002年のシカゴマラソンでマークしたもの。高岡選手の自己2番目の記録は2.07.41なので、2.06.30を越えた選手はひとりきりで1回きり。それも海外のレース。
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※現時点でのサブテン達成者は73名

よって現状の選手たちが来年の3月までに【2.06.30】を突破する可能性は非常に低いと思う。


設定記録を突破した選手がいない場合は、レース展開や気象条件等で総合的に判断される

結局、いままでの選考方法と変わらない。


国内選考レースを複数走った場合は、最初のレースの結果のみが選考対象となる。ただし、2回目以降のレースで設定記録を突破した場合のみ、その内容も評価される。

いずれにしても【2.06.30】を突破すれば最優先。


ナショナルチームのメンバーに与えられていた選考時の優位性は撤廃された

今回、選考対象者のタイム順で8位の前田和浩(九電工)がNTメンバーだからと選ばれたので実業団から反発があったのでしょう。こちらはコロっと変わっちゃった。


尾県専務理事は「世界で実績を残した選手、スピードを持った選手、調整力を持った選手、異なるタイプを選考できれば」と説明した。


①世界で実績を残した選手・・・北京世界陸上で入賞
②スピードを持った選手  ・・・【2.06.30】突破
③調整力を持った選手   ・・・本番で最高に実力を発揮できる選手

③の選手はどうやって選ぶのか。過去に本番で活躍した選手となれば中本健太郎か。選考会を1本にして、そこで勝った選手が一番の調整力の持ち主と思われるがどうだろう。

①、②がコケると③だけになる。

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