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2014年12月 3日 (水)

八王子10000mで鎧坂哲哉(旭化成)日本歴代5位

11月29日(土)に行われた『2014八王子ロングディスタンス』(法政大学多摩キャンパス陸上競技場)の10000mで旭化成の鎧坂哲哉(24)が自己記録を5秒更新する27分38秒99をマーク。

この記録は、日本歴代5位で、かつ、国内で日本人が出した最高記録。

―― 男子10000m日本10傑 ――――
①27:35.09 高岡寿成(カネボウ) 2001.5.4 カージナル招待   
②27:35.33 中山竹通(ダイエー) 1987.7.2 ヘルシンキワールドゲーム   
③27:38.25 佐藤悠基(日清食品) 2009.4.24 ブルータス・ハミルトン招待   
④27:38.31 大迫傑(早稲田大学) 2013.4.28 カージナル招待   
⑤27:38.99 鎧坂哲哉(旭化成) 2014.11.29 八王子ロングディスタンス   
⑥27:40.69 宇賀地強(コニカミノルタ) 2011.11.26 八王子ロングディスタンス   
⑦27:41.10 三津谷祐(トヨタ自動車九州) 2005.6.29 ホクレンDC深川   
⑧27:41.57 宮脇千博(トヨタ自動車) 2011.11.26 八王子ロングディスタンス   
⑨27:41.75 松宮隆行(コニカミノルタ) 2008.5.4 カージナル招待   
⑩27:42.17 瀬古利彦(エスビー食品) 1985.7.2 ストックホルム国際
 

10傑のうち国内での試合は4つ。そのうち3つが八王子。記録の出る大会ではあるわけですね。

鎧坂選手以外でも好記録続出

27:54.25 窪田忍 (トヨタ自動車)  日本歴代38位
27:56.60 設楽啓太 (コニカミノルタ)   
27:58.91 設楽悠太 (Honda) 

の3選手も27分台で走破。

↓Youtube
八王子ロングディスタンス 男子10000m A組 2014年11月29日

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Youtubeの一場面 鎧坂哲哉フィニッシュ直前

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これで日本歴代50傑は、
鎧坂選手が12位→5位に躍進
窪田選手が38位に初登場
となった。

鎧坂選手は来年の北京世界陸上参加標準記録27分45秒も突破し初の世界大会代表へ大きな一歩を踏み出した。

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この種目では50秒台は2001年以降の選手が多数を占めているが、50秒を切るレベルとなると23件のうち10件が前世紀にマークされたもの。ゆえに現役選手のさらなる飛躍を期待する。

今回の窪田選手50傑入りにともない、50傑より外れた選手は
27:58.47 佐保希(さぼのぞみ。旭化成) 1993.4 熊本中長距離選抜

佐保選手は大分・鶴崎工時代、全国高校駅伝に3年連続出場を果たし、旭化成では入社3年目の1993年、ドイツ・シュトゥットガルト世界陸上代表(10000m予選29.36.40)。マラソンでも1997年の福岡で【2.08.47(現日本歴代31位)】。当時〝さぼ〟という名前はよく耳にした記憶があります。

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2014年8月 6日 (水)

日本歴代50傑:女子七種競技

山梨インターハイでの女子七種競技、ヘンプヒル選手の記録は高校新であるとともに日本歴代8位でもあった。そこで今日は日本歴代50傑シリーズとして女子七種競技を取り上げることにした。

この七種競技は1981年から記録が公認されるようになった。それまでは五種競技が行われてたようです。

日本記録は中田有紀(さかえクリニックTC)が2004年の日本選手権でマークした5962点。中田選手は京都・洛北高校→中京大。アテネ五輪に出場され、現在も現役で競技を続けておられます(所属は日本育児サービス)。今季は6月の日本選手権・混成で5002点。

今までに、この競技で5500点を越えた選手は僅かに8名。直近ではヘンプヒル選手ですね。

50傑で一番古い記録は1982年の内田知子(筑波大大学院)の5260点。現在のランキングは27位。

内田選手のインターハイの決勝記録をみると、下記が残っています。
1974年(福岡) 
◆五種競技 ②内田知子(浜松北・静岡) 3543点
◆砲丸投   ④内田知子(浜松北・静岡) 12m33
1973年(三重)
◆五種競技 ②内田知子(浜松北・静岡) 3430点
◆砲丸投   ④内田知子(浜松北・静岡) 12m12

この73年、74年といえば、あの瀬古利彦が800mと1500mで2冠・2連覇をやってのけた大会でした。


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ここでちょっと、1位の中田選手と8位のヘンプヒル選手の記録を比較してみよう。

得点差は443点。パーセントでいうと8%ほど。個別の種目でみると、
走は、ほぼ互角
投擲は、中田選手がやや優勢
跳躍は、中田選手が非常に優勢

走高跳157点、走幅跳186点、この2種目で343点の差。

<女子七種競技歴代1位と8位の記録比較>
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中田選手が日本記録を樹立したのは27歳。中田選手が洛北高3年のときの自己ベストは4911点。

中田選手      4911 → 5962
ヘンプヒル選手 5519 →  ?

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今季TOP10
① 5519 ヘンプヒル恵 (京都文教3) 8.2山梨インターハイ   
② 5419 竹原史恵 (長谷川体育施設) 6.1日本選手権・混成   
③ 5327 桐山智衣 (モンテローザ) 4.27日本選抜和歌山   
④ 5258 冨山朝代 (東大阪市陸協) 6.29大阪選手権   
⑤ 5211 西村莉子 (立命大3) 5.10関西インカレ   
⑥ 5205 松原恵 (筑波大2) 6.1日本選手権・混成   
⑦ 5145 宇都宮絵莉 (園田学園女大3) 6.1日本選手権・混成   
⑧ 5118 高橋このか (白樺学園高2) 8.2山梨インターハイ   
⑨ 5110 南野智美 (西京高3) 6.2山口県IH   
⑩ 5099 山岡未与 (東大阪大2) 5.5奈良県陸上選手権 

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2014年7月24日 (木)

高校歴代50傑:男子1500m

山梨インターハイ2日目(7/31)は男子1500m決勝。

その高校歴代50傑。いままで見たことのないグラフ。佐藤清治(佐久長聖3長野)の3.38.49の記録が雲の上のまたその上、天竺の彼方にそびえる。日本歴代4位にもあたるこの記録は1999年5月、〝ゴールデンゲームズinのべおか〟で樹立。すでに15年の時が経過するも全く揺らがない。先の事は誰にも分からないが、100年に一度の、世紀の記録になるかもしれない。

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1997年の京都インターハイ、西京極でその雄姿を見ている。デカい体とスピードで他の選手を圧倒し優勝。その時佐藤選手はなんとまだ1年生。

ネットで調べると、毎度毎度、凄いタイムをたたき出していたわけでもないのが分かる。
優勝したインターハイは
高1 1997年 京都  3.49.98
高3 1999年 岩手  3.51.69

日本選手権では
高2 1998年 ② 3.46.61
高3 1999年 ① 3.47.26

また1999年にはセビリア世界陸上にも出場しており、
予選 3.45.22
という記録が残っている。

このように大きな大会ではやはり勝負優先か、3分40秒を切るようなびっくりする記録は出ていない。100m走10秒台のスプリントがあったようなので勝負には滅法強かったと思う。

そして記録を狙える時は、全身全霊を懸けて、まっしぐらに突っ込んで行ったのではないだろうか。それが高3で『3分38秒49』という驚異の記録につながったのでは。

なお、高校卒業後は順大に進み、1年時に長居で行われた国際グランプリで『3分39秒60』をマーク。以後は表舞台に出ることはなかったようだ。

さた、では今年のインターハイは?

出場選手の今季TOP10は下記の通り(外国人留学生は除く)
① 3:49.95 小澤直人 (草津東3滋賀) 6.20近畿地区IH   
② 3:50.87 西村陽貴 (西脇工2兵庫) 6.20近畿地区IH   
③ 3:50.91 坂東悠汰 (津名3兵庫) 6.20近畿地区IH   
④ 3:51.05 鍋島基 (桂3京都) 6.20近畿地区IH   
⑤ 3:51.45 橋詰大慧 (和歌山北3和歌山) 6.20近畿地区IH   
⑥ 3:51.53 斎藤雅英 (早稲田実2東京) 4.29平成国際大競技会   
⑦ 3:51.67 廣佳樹 (県西宮3兵庫) 6.20近畿地区IH   
⑧ 3:52.25 小林航央 (東洋大牛久3茨城) 6.14日体大長距離   
⑨ 3:52.48 遠藤陽太 (山形南3山形) 6.13東北地区IH   
⑩ 3:52.53 林尚範 (学法石川3福島) 6.13東北地区IH 

中距離はレース展開でタイムが左右される。なのでランキングがそのまま選手の能力を現しているとは言えない。が、近畿勢6選手全員がTOP10入りしており、地元ファンとしては大いに期待できる種目なのだ。

インターハイは種目ごとに全国11ブロックから各6名、総勢66名が頂点を競う。1500mは予選で4組3着+4のふるいに掛けられ16名が決勝進出となる。

今季タイムでみると上位陣は非常に混戦状態。そこから脱け出し、勝つためには最後のスプリントが必須だ。

決勝は女子が15:40、男子が15:55にスタート。7月31日(木)はテレビも15:30からなのでリアルタイムで熱戦を観戦できる。

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2014年7月23日 (水)

高校歴代50傑:女子400m

来週の7月30日(水)から全国インターハイ山梨大会が始まる。そこでGGサン注目の種目を歴代50傑と今季10傑から見どころや注目選手をピックアップ。

今日は1日目の決勝種目から女子400m

まずは高校歴代50傑から。

達成した期日(年)と記録のグラフを見ると、昨年の日本選手権での杉浦はる香(浜松市立3)の52秒52がいかに衝撃的な記録更新だったかがわかる。柿沼和恵(埼玉栄)が1992年9月の世界ジュニア(ソウル)でマークした高校記録53秒45を23年ぶりに塗り替えた。そして高校生では未知の領域だった52秒台に突入。

女子で400mを53秒の壁を突破した選手は日本人ではまだ3人しかいない。
51.75 丹野麻美(郡山東高→福島大→ナチュリル→東邦銀行)
52.52 杉浦はる香(浜松市立高→青山学大)
52.95 柿沼和恵(埼玉栄高→中大→ミズノ)

高校歴代50傑というのは高校の3年間と限られた期間でのベスト記録のランキング。だから昨年の杉浦選手は3年生だったので、今年以降、記録を伸ばしてもこの高校歴代50傑が書き換わるわけではない。

日本歴代と高校歴代とを較べると0.5秒ほど高校歴代のほうが記録が下位にシフトしている。個別の選手ごとに高校ベストと自己ベストを調べてみるともっと面白い結果がでるかもしれない。時間があればやってみようかな。ただし両方の50傑に載っている選手でしか調べられないかもしれない。多分、高校から記録の伸びる選手と伸びない選手に分かれる。そういう選手すべてひっくるめて、おおよその目安で、伸び代は0.5秒じゃないかな。

最も古い記録は1982年の
7位  磯崎公美(山北高3神奈川) 53.73 島根国体
22位 越本ひとみ(県岐阜商3) 54.37
40位 高畑いずみ(長浜2滋賀) 54.78
の3選手

磯崎選手といえば高校時代の1982年11月に行われたアジア大会(ニューデリー)での4冠。
1日目 4x100mR 45.13 小西恵美子-秋元恵美-吉田淳子-磯崎公美
5日目 400m 54.43
6日目 200m 24.22
7日目 4x400mR 3.37.44 越本ひとみ-吉田淳子-高畑いずみ-磯崎公美
高校卒業後はナイキジャパンで活躍。赤いナイキのシューズが目立っていたとの記憶あり。

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今季のTOP10(+55”台)は

① 53.59  松本奈菜子 (浜松市立3静岡) 6.20東海地区IH   
② 54.06  青山聖佳 (松江商3島根) 6.7日本選手権   
③ 54.32  木本彩葉 (東大阪大学敬愛3) 5.30大阪府IH   
④ 54.44  森美悠 (東北3宮城) 6.13東北地区IH   
⑤ 54.96  石塚晴子 (東大阪大学敬愛2) 5.4奈良県選手権   
⑥ 55.40  神田遥夏 (静岡市立3) 5.9静岡県中部IH   
⑦ 55.56  奥田真澄 (東京3) 6.20南関東地区IH   
⑧ 55.58  堅田悠希 (田辺3和歌山) 6.19近畿地区IH   
⑨ 55.80  荒島夕理 (倉敷中央2岡山) 4.12岡山県記録会   
⑩ 55.85  江田涼 (東筑2福岡) 5.23福岡県IH   
⑪ 55.88  出水楓 (京都文教2) 6.19近畿地区IH   
⑫ 55.97  梶浦みずき (愛知3) 5.23愛知県IH   
⑫ 55.97  松井和 (近大附3大阪) 6.19近畿地区IH   
⑫ 55.97  伊谷栞奈 (袋井2静岡) 6.20東海地区IH 

全員が山梨インターハイに出場、上位4選手は高校歴代50傑入り。

注目選手は地元の京都文教の出水選手。それに近畿勢。なんと5名の近畿勢が56秒突破15選手の中に入っている。

果たして決勝に残る8名は???

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2014年7月 6日 (日)

日本歴代50傑シリーズ:女子走高跳

日本歴代記録をやりだすと面白いのでシリーズにします。今日は女子走高跳。

人間はもともと跳ぶのが好きだ。その昔、どこの町内でもあった遊び。ゴム紐あるいは輪ゴムをつなげた長いゴムを張って、そのゴムを跳び越える。ゴムを持つ子が二人。残りの子は順番に跳んで行く。ゴムに引っ掛かったら持つ子と交代。ゴムは低い位置からだんだんと高くなる。腰の位置より高くなると跳び越えられないので、ゴムに足を掛けて踊るような格好で跳んでいた。どちらかと言えば女の子の遊びだったかもしれない。

ゴム紐が棒になったのが走高跳。学校の体育の授業で誰でも一度はやった経験があるはずだ。

ぼくらが跳んでいた方法は、バーに対して右斜めか平行に近い角度から走り出してバーに近づくと左足で地面を突っ張り、右足を蹴り上げて、バーを右足から順に跳び越えていく。バーを跨いでいくので『またぎ跳び』あるいは『はさみ跳び』と言われていた。上半身は立てたままだったり、カッコよく寝かせてみたりするんだが、寝る場合は跳び越えた向こうにクッションがないといけない。その昔、学校にクッションがあったのかな?

陸上競技として走高跳をしている選手の跳び方はバーの上を腹這いになって越えていくベリーロールが多かった。

ベリーロール全盛時代のメキシコ・オリンピックでただ一人、背中を反らして、バーの上を仰向けで頭から越えていく選手がいた。アメリカのフォスベリー選手だ。世界の度肝を抜いたフォスベリーは2m24のオリンピック新記録で金メダルをさらった。

以来、走高跳と言えば背面跳となった。

世界記録は男子は1993年、キューバのソトマヨルで2m45。21年前だ。女子は1987年、ブルガリアのコスタディノワで2m09。こちらは27年前。

では日本はというと、男子が醍醐直行(富士通)2m33、女子は今井美希(ミズノ)の1m96。男子12cm、女子13cmの差で世界とそこそこ戦える種目なのだ。

それでは女子の歴代50傑グラフを。

上位10人で現在でも活躍している選手は福元幸(旧姓青山)で昨年も自己タイの1m92を跳んでいる。しかし続く選手が少ない。2013年に50傑初登場の宗包麻里菜(歴代15位タイ1m82、京都・西京高→中京大)や2012年の前田愛純(歴代31位タイ1m80、順大→神戸高体連クラブ)だが1m85にはなかなか届かない。

そして今季は50傑レベルの1m79はまだ誰も跳んでいない状況だ。

今季TOPは1m78の下記3選手
前田愛純(神戸高体連クラブ)
仲野春花(福岡・中村学園女高3)
福本幸((甲南学園AC)・・・アジア大会代表

1m85を越えてくる選手を待望しましょう。

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女子走高跳で一番記憶に残っている選手は、五輪・世界陸上を通して唯一の入賞者、佐藤恵(福岡大→ミズノ)。1992バルセロナで7位入賞。1m91


素晴らしく脚が長い佐藤恵。1m75なんて軽々

佐藤選手はロス、ソウル、バルセロナとオリンピック3大会連続出場。下のイラストはネットの写真を見て描いたもの。大会名は不明。ランパンなのでかなり昔でしょう。

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空高く、跳んだ!佐藤恵

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今日は泉桶寺から伏見稲荷裏道コースを歩いたりジョグしたり

昨日は鴨川下流を歩いたりジョグしたり

一昨日は岡崎方面へ歩き

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2014年7月 3日 (木)

男子10000m日本歴代50傑

昨日、5000mの話だったので今日は10000mにしよう。

まずは今季TOP10。

① 27:46.59 佐藤悠基 (日清食品) 5.4カージナル招待 (③27.38.25)   
② 27:49.94 村山謙太 (駒大4) 4.20兵庫リレーカーニバル 歴代23
-----ここまでが日本歴代50傑レベル 27.58.47---------------- 
③ 28:01.71 上野裕一郎 (DeNA) 4.20兵庫リレーカーニバル    
④ 28:05.67 鎧坂哲哉 (旭化成) 5.4カージナル招待 (⑫27.44.30)   
⑤ 28:15.73 設楽悠太 (Honda) 5.10GGinのべおか (39_27.54.82)   
⑥ 28:17.74 石川卓哉 (中国電力) 5.10GGinのべおか    
⑦ 28:20.77 宮脇千博 (トヨタ自動車) 6.25ホクレンDC深川 (⑦27.41.57)
⑧ 28:22.74 大石港与 (トヨタ自動車) 4.20兵庫リレーカーニバル    
⑨ 28:23.34 井上大仁 (山梨学大4) 4.20兵庫リレーカーニバル    
⑩ 28:25.07 山崎敦史 (SUBARU) 4.20兵庫リレーカーニバル   
末尾の( )はすでに歴代50傑入り

兵庫リレーカーニバルを27分49秒94で優勝した村山謙太が新規歴代50傑入り。5000mと同じく歴代50傑に食い込むのは至難の業です。

その歴代50傑は下図の通り。

①高岡寿成と②中山竹通が双璧。③佐藤悠基と④大迫傑が3秒差でつづく。こうしてみると中山選手の記録がひときわ異彩を放つ。ソウルとバルセロナ、マラソンでオリンピック2大会連続4位入賞の伝説的マラソンランナーだ。マラソンは10000m×4の持論でスピード練習の一環として10000mの記録更新にも熱意を注いだ中山選手。14年後に高岡選手がその記録を0秒24更新するが、歴代2位の輝きは衰えない。

50傑で最も古い記録は歴代21位、鎌田俊明(鐘紡)の27分48秒63。日本人として初めて27分台を成し遂げた歴史に残る記録だ。

5000mでも最古の記録は鎌田選手。5000にしろ、10000にしろ、37年前の鎌田選手の記録を追い抜いて行く選手が次々と現れてほしいですね。

今夏の欧州遠征(ナイト・オブ・アスレチクス含む)が楽しみ。

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男子10000mで五輪、世界陸上の入賞者

オリンピック(戦後)
1964東京   ③円谷幸吉 → ⑥円谷幸吉
1984ロス    ⑦金井 豊
2000シドニー ⑦高岡寿成

世界陸上
なし

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今日の練習

鴨川河川敷四条-三条往復コース 14′42″

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2014年7月 2日 (水)

出るか男子5000m日本新!佐藤悠基 Night of Athletics

先の日本選手権で5000mと10000mの長距離2種目を制覇した無敵の佐藤悠基(日清食品グループ)。次なる目標は日本最高峰。5000mは松宮隆行(コニカミノルタ)の持つ13分13秒20。そして10000mは高岡寿成(鐘紡)の持つ27分35秒09。この2つの日本記録の塗り替えだ。

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2012日本選手権10000mの佐藤悠基と大迫傑

まずはあと0.4秒に肉薄している5000m。昨年、自己ベストを出した同じ競技会、ベルギーのKBC Night of Athleticsに出場予定だそうだ。

このナイト・オブ・アスレチクスは松宮隆行が2007年に日本記録を打ち立てた競技会でもある。松宮選手が打ち破った従来の日本記録、それも高岡選手が1998年にこの競技会でマークしたものだ。

Matsumiy
2009全日本実業団陸上5000mの松宮隆行

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1999ゴールデンGP大阪5000mの高岡寿成

なんと、男子5000mの歴代3位までがベルギーのナイト・オブ・アスレチクスなのである。いや、それどころか、5位の竹澤健介(早大)、6位の上野祐一郎(中大)、7位の入船敏(カネボウ)もこの競技会だった。

とくに松宮、竹澤、上野の3選手は2007年の7月28日で同じ日。この日は女子3000m障害の早狩選手も日本記録を樹立している。

その男子5000m日本歴代50傑は下図のとおり。

上位3つは0秒20ずつの差でほぼ横一線。4位は三津谷祐(トヨタ九州)。この記録はゴールデンゲームズinのべおか。あと国内でマークされた記録は6位の大迫選手(日体大長距離記録会)と10位の渡辺選手(GGinのべおか)。

パフォーマンス記録(個人の複数の記録)を含めても国内で日本人が出した最高の記録は三津谷選手の13分18秒32だ。

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2009全日本実業団陸上10000mの三津谷祐

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歴代50傑をみると最も古いものは1977年の鎌田選手の15位。40年近い時が経過するも鎌田選手を凌駕した選手はたったの14人しかいない。

2014年今季ここまでの10傑は下記。末尾( )は歴代記録
 
① 13:34.53 村山謙太 (駒大4) 05/10GGinのべおか    
② 13:34.97 上野裕一郎 (DeNA) 04/29織田記念国際 (⑦13.24.19)
③ 13:35.18 菊池賢人 (コニカミノルタ) 05/10GGinのべおか    
④ 13:36.40 大石港与 (トヨタ自動車) 07/02ホクレンDC北見    
⑤ 13:37.25 八木勇樹 (旭化成) 05/10GGinのべおか    
⑥ 13:38.08 中谷圭祐 (駒大2) 05/10GGinのべおか    
⑦ 13:38.46 星 創太 (富士通) 07/02ホクレンDC北見    
⑧ 13:38.87 村山絋太 (城西大4) 05/10GGinのべおか    
⑨ 13:39.10 大迫 傑 (日清食品) 05/15USA Oxy (⑥13.20.80)   
⑩ 13:39.47 梶原有高 (プレス工業) 05/10GGinのべおか   

残念ながら歴代50傑レベル(13.34.11)を上回る選手はいない状況だ。30秒台、40秒台に若手が伸びては来ているが、なかなか30秒を切る選手が出てこない。

そういう中で7月19日(土)のナイト・オブ・アスレチクスは期待したい。最終レース5000mのE組は22:30。夜中の10時半か。まさにナイトゲーム。日本でもできないかな。

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佐藤選手の出場はあくまで予定です。

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GGサンの練習

7/1(火)、7/2(水) ・・・ 清水山散歩

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歴代50傑や今季TOP10などでランキングしているが、いい記録を出しているから、ここ一番のビッグレースにも強いかと言えば、そでもあり、そうでもなし。国内での一番の試合は日本選手権なので、その結果をみると、

① 13:40.99 佐藤 悠基 (日清食品グループ)   
② 13:43.16 村山 紘太 (城西大)   
③ 13:44.43 菊地 賢人 (コニカミノルタ)   
④ 13:45.88 梶原 有高 (プレス工業)   
⑤ 13:46.28 星  創太 (富士通)   
⑥ 13:47.05 木滑 良 (三菱重工長崎)   
⑦ 13:48.22 上野 裕一郎 (DeNA)   
⑧ 13:48.83 高瀬 無量 (日清食品グループ) 

日本のエース佐藤選手は、記録を出す試合と、勝負に徹する試合はきちんと分けているように思える。それがチャンピオンかもしれない。

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2014年6月29日 (日)

女子やり投が熱い!

女子やり投の日本記録は、海老原有希(スズキ浜松AC)の62m83。これは2013年4月29日の織田記念国際(広島広域)でマークされたものだ。やりの規格は1999年に改正があったので1999年以降が現在の公認記録となっている。そして日本歴代の50傑にあたる記録は今のところ52m12だ。この52m12以上の記録で今季のランキングを行うと、

①58.47  海老原有希 (スズキ)    4/29織田記念  ①   
②57.51  宮下梨沙 (大体大TC)   5/18関西実業団陸上  ③   
③55.89  右代織江 (国士大M2)   6/20学生個人選手権 ⑭
④55.75  當間汐織 (九州共立大1) 6/14アジアジュニア   ⑯

⑤54.42  佐藤友佳 (東大阪大4)   4/3 大阪インカレ  ④   
⑥54.23  山内愛 (大阪成蹊大2)   6/6 日本選手権  ⑰   
⑦54.16  久世生宝 (筑波大2)    5/16関東インカレ  ⑤   
⑧53.75  助永仁美 (オークワ)    5/18関西実業団陸上  ⑲ 
⑨53.68  瀧川寛子 (東大阪大4)   6/20学生個人選手権  23   
⑩53.56  的場葉瑠香 (大体大TC)  4/27大阪陸上カーニバル  ⑥   
⑪53.50  加藤瑞生 (京教大3)    4/11京都インカレ 30 
⑫53.08  北口椿花 (旭川東高2)  4/29道北記録会  34タイ   
⑬52.85  脇畑優子 (大阪成蹊大3) 4/3 大阪インカレ 38タイ   

⑭52.55  宮本紀澄 (日体大4)    4/29織田記念  24   
⑮52.21  元木綾乃 (福岡大3)    4/20朝日記録会  42

以上、15選手となる。

朱書きの記録は自己ベストで、末尾の数字は日本歴代ランキング

例えば今季④位の當間選手は6月14日のアジアジュニア選手権で金メダル。記録は従来の自己ベストを1m以上更新する55m75。これは日本歴代⑯位だ。

例えば今季⑦位の久世選手は関東インカレで54m16で優勝。しかし自己記録は昨年に出した58m98。これは日本歴代⑤位。だから今季はここまでランキング⑦位だが、日本歴代では⑤位です、となる。

これだけ日本50傑レベルの記録が出るのは、なかなか他の種目では難しいと思うが、どうだろう。(ルール改定で15年間という短い期間での歴代記録ということもあるけどね)


その日本歴代50傑のグラフを載せておこう。

村上選手、ディーン元気選手、海老原選手などの活躍で、男女ともやり投は世界と戦える種目となって来た。注目度が上がればやりに取り組む選手も多くなり、レベルも上がる。

R50_wjt

今後は、60mを越す選手がどれだけ増えてくるかに注目ですね。なかでも若手で一番の有望株は先に紹介した沖縄出身の當間選手かな。

日本選手権4位の動画があったので添付。(これってテレビのコピー?)



そして、

アジアジュニア金メダルのphoto

更なる熱い戦いは続きそうだ。

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今日の練習

堀川五条あたりを散歩100分

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2014年6月11日 (水)

女子3000mSC歴代50傑

アジア大会代表に女子3000m障害から2選手が選ばれた。日本選手権で1,2位を占めた三郷実沙希(スズキ)と中村真悠子(筑波大)。

日本選手権では5人が自己ベスト(PB)を更新し、いずれも日本歴代50傑以内の記録だった。

① 09:49.85 三郷 実沙希 (スズキ浜松AC) PB 歴代②(順位変わらず)
② 09:53.87 中村 真悠子 (筑波大)    PB 歴代⑬→③タイ
③ 10:05.80 堀江 美里 (ノーリツ)     
④ 10:12.40 北本 可奈子 (名城大)    PB 歴代⑰新
⑤ 10:12.53 森 智香子 (大東文化大)   
⑥ 10:16.55 佐藤 奈々 (スターツ)     PB 歴代34→21
⑦ 10:19.09 早狩 実紀 (京都光華AC)   
⑧ 10:23.96 荒井 悦加 (SMTC)   
⑨ 10:28.03 清水 萌衣乃 (逗子高)   PB 歴代46→34



2006年に日本選手権に採用されてから6連覇を成し遂げた早狩選手が序盤でトップに立つ。途中1000mは三郷選手が3’15”。後続は堀江選手、中村選手。

場内アナウンスは上位につけていたノーリツの堀江選手のことを早狩選手と何度も間違って放送している。途中2000mのタイム放送も無い。それに中長距離全般のことだが、騒々しいBGM。いかにも選手の尻を叩いて走れ!走れ!と囃し立てる騒音としか聞こえない。まあ、走っている選手には評判がいいのかな。大阪であった世界陸上を観戦した時もこんなBGMを大音量でガンガン流していた。観戦にまったく集中できず、高い入場券を払ったのに騒音を聴きにきたようなものだった。レースがヒートアップすると共に自然に観衆からあがる声援と拍手。これで十分と思う。

2000mは水濠の手前。動画のタイマーから読み取ると6’35”ぐらい。女子サンショーの場合は目標タイムは10分切。イーブンペースで1000mラップは3’20”。後半のきつさを考え前半に十分貯金をしておきたい。今回は1000mで5秒貯金、2000mでも5秒維持。そしてフィニッシュで10秒先着の9分49秒85。

ラップでは 3' 15" - 3' 20" - 3' 15"

ハードルとか水濠の飛越えをみてると、まだまだ練習でタイムは短縮できそう。

結果として派遣設定記録B【9.41.41】には届かなかったが、女子のこの種目はアジアではメダルが狙える種目ということもあり複数選考されたのではないかな。前回2010年大会では早狩選手が【10.01.25】で銅メダルを獲得。

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現時点での日本歴代50傑は下図のごとく、今季に更新されたのがすでに8人。歴史がまだ浅いので更新頻度も高いようです。10分を切った選手は7名だが、どんどん増えてくるでしょう。しかし女王早狩選手の頂も高いですね。他人を寄せ付けない秘境。

2008年7月20日。ナイトオブアスレチックス(ベルギーのKBC銀行が後援の有名な競技会)で9分33秒93の日本新記録を出した早狩選手。

お米のチカラ (早狩選手のブログ)


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チャレンジャーの一番手は三郷実沙希 (スズキ浜松AC)。4月の兵庫リレーカーニバルで【9.54.84】の優勝。このときは自己ベスト【9.54.02】まであと0.82秒。(ご本人のコメントは詰めが甘い)

翌月5月にはアメリカに渡りカージナル招待で【9.50.40】をマークした。しかしまだアジア派遣Bには届かない。今年3度目の日本選手権でさらに自己ベストを更新し、代表を勝ち取った。

三郷選手は静岡・常葉学園菊川高校出身でスズキに所属の25歳。高3のとき佐賀インターハイ1500mに出場。4.30.82で予選1組⑤(決勝には進めず)。

実業団に進んでからの成績で日本100傑入りをしたものは、
2010年 1500m 51) 4.24.38
2011年 1500m ⑬ 4.19.15 / 3000mSC ⑪ 10.26.20
2012年 1500m ⑲ 4.20.75 / 5000m 46) 15.45.84
2013年 1500m 70) 4.25.59 / 3000m ④ 9.06.44 / 5000m 70) 15.49.92
      3000mSC ① 9.54.02

2013年の3000mSC日本100傑1位は東アジア競技会の日本代表での成績。全国女子駅伝には静岡代表でここ4年連続出場されてます。

ハードル越えにさらなる磨きをかけられて、アジア大会での活躍を期待したい。そして早狩選手を越えるには、当然だが、走力を伸ばすことも必要でしょう。早狩選手の他種目のベストは、
1500m  4.12.86 日本歴代⑧
3000m  9.03.76
5000m 15.11.42 日本歴代⑧

3000mSCはタフな競技なので5000mの走力がものを言いそうです。

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2014年4月29日 (火)

2013世界50傑vs日本TOP

今日はランキングで遊んでみた。

2013年の世界50傑のタイムと2013年の日本トップで比較する。どういう意味があるかというと、特にはないのだが、

世界での日本のレベルがわかる、ということかな。

到達度がプラスだと50傑入り。世界のランキングと選手名を記載。マイナスなら、その種目では日本のトップといえど世界50傑入りはできていない、ということ。数値はその度合となる。
40429_01

40429_02
※到達度の単位は%

到達度をグラフにするとよくわかる。

40429_03

互角に戦える種目(+2%以上)
男女やり投、男子ハンマー、男子競歩、男子棒高跳、女子10000m

なんとか太刀打ちできる種目(0~+2%)
男子100・200・400H、男子5000・10000、女子マラソン、女子競歩、男女走高跳、女子走幅跳

あと一歩の種目(-1%~0)
男子110H、男子400、男子マラソン、男子十種
女子100H、女子400H、女子5000

相当に厳しい種目(-2%~ー1%)
女子100・200・400・1500、男女3000SC
男子走幅跳・三段跳

歯が立たない種目(-2%以下)
女子800、男子1500、女子棒高・三段、男女砲丸・円盤、女子ハンマー、女子七種

エイ・ヤーでの線引きなので区分けが妥当かはわかりません。女子800や男子1500は微妙なので1ランク上でもよかったかな。

夏場に行なわれるマラソンなら男女とも互角に戦える種目になりますか。

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