中距離走

2014年9月15日 (月)

中距離強化策:4x800mR、4x1500mR で世界へ

国際陸連が陸上競技の普及と新分野のマーケット拡大を目的に新設した世界大会『IAAF World Relays(世界リレー選手権)』。その第1回はすでに今年の5月に開催され終わっています。

わが国は男女の4x100mRと男子の4x200mR、4x400mRの4種目に出場し、4x100mRだけ⑤位に入った。

この世界リレー選手権での実施種目は
男女とも
4x100mR
4x200mR
4x400mR
4x800mR
4x1500mR
で、計10種目

4x100mR、4x400mRはオリンピック種目なので馴染があるが、あとの3つは、見たこともない。でも4x800mRや4x1500mR、これって短い駅伝みたいなものじゃない。駅伝王国ニッポンならこういう種目にも挑戦しなきゃ。

それをどういう訳か日本陸連はチームを出さず。まあ、出ても勝てっこない、と思ったのでしょうか。

では結果を見てみましょう。

4x800mR
男子は9チームしか出場していません。
①ケニア   7.08.40
②ポーランド 7.08.69
③アメリカ   7.09.06
ときて
⑧スロバキア 7.32.87
でした。

もし今季日本TOP4の選手でチームを作ったとしたら、
1:45.75 川元奨 (日大4)   
1:48.55 中村康宏 (A2H)   
1:48.72 三武潤 (日大2)   
1:48.89 岡田隆之介 (日大4) 
合計 7.11.91
4選手ともシーズンベストが出るわけもないが、何とか戦えそう。

女子も9チーム出場で
①アメリカ  8.01.58
②ケニア  8.04.28
③ロシア  8.08.19
ときて
⑧メキシコ 8.24.45

今季日本TOP4は
2:03.96 大森郁香 (日本大)   
2:04.27 伊藤美穂 (順大)   
2:05.86 真下まなみ (セレスポ)   
2:06.16 陣内綾子 (九電工) 
合計 8.20.25
ちょっと厳しいですが、挑戦しなきゃあ。

ではつぎは4x1500mR
男子は7チーム出場で
①ケニア   14.22.22 【世界新】
②アメリカ   14.40.80
③エチオピア 14.41.22

今季日本TOP4は
3:39.56 村山絋太 (城西大4)   
3:42.21 鎧坂哲哉 (旭化成)   
3:42.75 楠康成 (小森コーポ)   
3:42.98 出口和也 (旭化成) 
合計 14.47.50
そこそこ戦えそう。

女子は4チームだけ
①ケニア      16.33.58 【世界新】
②アメリカ      16.55.33
③オーストラリア 17.08.65

今季日本TOP4は
4:12.41 陣内綾子 (九電工)   
4:16.37 飯野摩耶 (東農大3)   
4:18.01 髙松望ムセンビ (薫英女学院高2)   
4:18.30 倉岡奈々 (鹿児島女高2) 
合計 17.05.09
え!3位?

4人が4人ベストで走れるわけはないので2%ほどは落ちるかな。また、今大会はまだ1回目で世界からの参加国も少ない。多分、今後、盛んになれば、もっと厳しくなるでしょう。

でも挑戦しなければ何も始まらない。国内の大会でも、4x800、4x1500のロングリレーをやってほしいですね。中距離に注目が集まり、活発になり、強化にも繋がると思う。

ちなみに各種目とも
①5万ドル(500万円)、②3万ドル、③2万ドル、④1万2千ドル、
⑤1万ドル ⑥8千ドル ⑦6千ドル ⑧4千ドル
の賞金が出ます。世界新はボーナス5万ドル

4x1500mは男女ともケニアが①位で世界新なので、どちらも10万ドル(1千万円)をゲット。ひとり当たり250万円?

この賞金はIAAF(国際陸連)のスポンサーとなったCanonなどの日本企業がたくさん出してるんでしょうね。

男子4x800m

アンカーの最後の追い上げが凄いよ

女子4x800m


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国内でもロング・リレー種目を実施しよう。まずは実業団陸上で、次に学生陸上、高校もオープン種目でどうだろう。

各地域でスポンサーの名前を付けたリレー大会なんてどうかな。『ワコール杯6000mリレーカーニバル』

そして全国を8ブロックに分けて、リレー男女各5種目で戦う日本リレー選手権の開催。

来年の世界リレー選手権に全種目出場。

そしてそして、世界リレー選手権の日本への招致。京都でやったらどうだろう。

これって夢かな・・・。

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2014年8月16日 (土)

女子800mの話題

山梨インターハイは高橋ひな(西脇工1)が最終コーナ出口からスパート。直線でもぐいぐい加速して他の選手を引き離した。会心のレースだったかな。2位はチャンピオンの走りをした石塚晴子(東大阪大敬愛2)。400m・3位、400mH・2位、800m・2位、マイルリレー優勝で稼いだ得点は20点。女子総合優勝のスーパー機関車。どこかの試合で800m一本だけに絞り、記録を狙って走ってほしい。400m54秒台のスピードと4種目をフルに走り倒したスタミナがあれば、いったいどんな記録がでるのかなあ。




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今季女子800mサブテン(2分9秒99位内)

① 2:03.96 大森郁香 (日本大) 5.25関東インカレ   
② 2:04.27 伊藤美穂 (順大) 5.25関東インカレ   
③ 2:05.86 真下まなみ (セレスポ) 6.8日本選手権   
④ 2:06.75 平野綾子 (筑波大2) 6.14日体大長距離競技会   
⑤ 2:06.87 谷本有紀菜 (筑波大4) 5.25関東インカレ   
⑥ 2:08.01 山田はな (東学大2) 5.24関東インカレ   
⑦ 2:08.11 竹内麻里子 (中京大3) 7.19愛知選手権   
⑧ 2:08.38 陣内綾子 (九電工) 4.29織田記念   
⑨ 2:08.47 石塚晴子 (東大阪大敬愛高2) 6.22近畿地区IH   
⑩ 2:08.71 高橋ひな (西脇工高1) 8.2山梨インターハイ   
⑪ 2:08.74 須永千尋 (資生堂) 4.29織田記念   
⑫ 2:09.03 大宅楓 (日体大3) 5.24関東インカレ   
⑬ 2:09.23 吉川侑希 (愛知教大2) 7.19愛知選手権   
⑭ 2:09.29 新宮美歩 (福島大M1) 7.27トワイライト・ゲームス   
⑮ 2:09.56 倉岡奈々 (鹿児島女高2) 8.1山梨インターハイ   
⑯ 2:09.61 松本奈菜子 (浜松市立高3) 6.21東海地区IH   
⑰ 2:09.69 首藤紗英 (大分西高2) 6.14北九州地区IH   
⑱ 2:09.74 北根万由佳 (順大3) 5.24関東インカレ   
⑲ 2:09.80 向井智香 (至学館高2) 8.2山梨インターハイ   
⑳ 2:09.93 広田有紀 (秋田大1) 7.5秋田県選手権   
21 2:09.95 沖田真理子 (都留文大4) 5.24関東インカレ 

大森・伊藤の上位2選手が今年度歴代50傑更新選手

高校と大学生が大半。一般・実業団の選手は真下・陣内・須永の3選手だけ。

ところで上位指定席選手の名前が見当たらない。日本歴代2位の久保瑠里子(エディオン)と同6位の岸川朱里(長谷川体育施設)。久保選手は51位(2.11.63)に岸川選手は100傑にも入っていない状況です。

その久保選手ですが、所属している「エディオン」を今月いっぱいで退社するそうだ。エディオン陸上部のことに詳しい『ファン3号』さんのブログを見ると記事が出てました。どうも現役選手としては引退の方向のようですね。アメリカへ行かれる、とあります。

ファン3号サンのブログ「久保瑠里子選手」、エディオン退社へ

ファン3号さんは広島の方で野球と陸上の熱烈ファン。過激なところも多々ありますが非常に面白いブログなのでGGサンは時々読んでます。

久保選手は一昨年の長居であった日本選手権で握手しました。初の日本選手権優勝とあって凄いテンションでした。

一方の岸川選手はどうなったのでしょう。今年6月の日本選手権では予選を最下位で敗退と信じられない結果でした。故障?でしょうか。

昨年、日体大に進み歴代26位(2.05.38)に登場した中田美保(兵庫・県立西宮高出身)も今年はほとんど試合に出ていません。

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関東インカレから更新はないけど、50傑グラフを載せておこう。
現在の50位は横瀬彩也香(当時、東大阪大敬愛高2)2.06.47(2008年)。横瀬選手は東大阪大からヤマダ電機へ。ホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会で1500mに4.23.78(今季ランキング24位)と800mから距離を伸ばして挑戦中。

R50_w800

歴代50傑更新は今季後半の試合、日本インカレ、全日本実業団、長崎国体などに期待しましょう。

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